2010年9月から2012年8月までアメリカ合衆国ウィスコンシン州マディソンに滞在していました。海外留学体験記です。帰国後のブログはこちら https://engineering-english.blogspot.com/
2011年9月6日火曜日
英語の打率@一年間
それは懐かしい一年前にドキドキしながら渡米したことを。
それは懐かしいアパートの契約で、間違って電話でYESとNOを間違えて「契約しない」と言ってしまった事を。
それは懐かしいバスの乗り方が分からず汗だくで大学からアパートまで徒歩で2往復したことを。
今となってはいい思い出であり、今となっては何でも電話で済まします。経験がものがいうとはまさにこのこと。さりとて、一年間こちらで生活したわけで、ハーフを走り終えた感じですが気持ちとしては
冬はやっぱり嫌だ。
ということです。寒すぎます。どこにも行く気になりません。
それはどうでもいいのですが、例えば語学留学で1年間通ったとして帰国したとしたら英語力だけ見てもOKでしょう。電話できますし、取れますし。議論もするし、プレゼンもするし(教養がある分野だけ)。そのへんの人としゃべるし。ただ、英語だけやりにきたわけではないので、まだまだやりきれていないこともあります。
そして自分が英語はなすぞーというときに、やはり日本語と違って準備が必要なことがわかりました。この準備はたぶんコンマ何秒の世界で、反射的に英語を話しかけられると準備が出来てない場合英語と認識できなくて、「なんて言った?」となります。
また、土日は殆ど英語を話さないので、月曜日になるとこれが狂うのですが、まさに酷くなるのが帰国後でしょう。それを考えて、この一瞬の準備何をしていそうなのかというと、
1、英語を話すと認識する(日本語と英語を交互に話す難しさ)
2、第2言語脳にアクセスする(自分の場合、左脳のてっぺんが痛くなる)
3、自分の話し方で話す(使い慣れた通じる英語で話す)
相手に急に離しかけられた場合、一番大変なのは2です。3は、最悪単語並べとけば、脳みそ起動・検索までの時間が稼げます。相手が話しているのを聞いて、これは聞いたことがあるのかないのか脳みその中(経験)をがちゃがちゃ探しまくるんですね。それが見つかれば反射的にぶわっと、会話がイメージできるのですがこれが異常に遅くなるか機能しなくなる。フリーズ状態に陥るわけです。
このフリーズ状態が今までの話せない状態のことで、でも経験値としては溜まっていて、ある時のトリガーとなる会話から引き出された以前の経験から、反射的に理解・反応できるのだと思います。これが自分の急に話せるようになるの経験です。ただ、いきなり全部に反応は出来ませんでした。
なんとなく、すっきりしてきましたが日本でTOEIC700弱までやったのはムダではなくこっちに来てからそこで勉強したことがリアルに引き出されて、2番の機能が強固になったためほぼ反射的にアクセスが可能になったのかと思います。
来た当時は、脳みそにも入ってないし困ったで、英語を英語と認識しないとで何の反応も出来ませんでした。この打率は、3ヶ月目から打てるようになってきて、今はピンポイントで「***ってなんだ?」と知らない単語を聞き返します。知らないんだから教えろと。
というわけで、今は英語をはなすぞーと構えて英語が話せる状態までがほぼゼロ。帰国したら使わないものは健康的に衰退するで、この時間がどんどん長くなって、機能しなくなる(話せなくなる)ことが目に見えています。そうなったらそうなったで、話す前に油を差す習慣が必要になりそうです。